結婚相談所の世界では、お見合いから交際になった場合、3カ月を目処に結婚するかどうかを決めるという、一様の決まりがあります。
皆さん最初は『頑張ります!』と意気込みは良いのですが、
日本人は真面目過ぎるのでしょうか、
交際になっても、いつの間にか仕事人間に戻っていき、
デートはそっちのけ、ラインの連絡もぽつりぽつり。
そして交際終了・・・となっていく人が多いんです。
ところが、今回の成婚会員はいい意味でそのパターンを裏切ってくれました。
イケメンで謙虚で真面目で頑張り屋の34歳の男性会員、
彼も営業職で忙しい人なんですが、それ以上にお相手の女性は小学校の教師ときたものだから、
2人の予定はなかなか合わず、デートは2、3週間に一度、ラインは1週間に1度位のペースでした。
しかし、3カ月目の時に男性会員に気持ちを聞いたところ、
「僕は結婚するなら彼女だと思っています。でもそれを伝えるのは今じゃないと思っています。彼女は今仕事で大変な時期です。今私の思いを伝えたら彼女は苦しむと思いますので。」
との返事が返ってきたのです。
そう、彼女はまだ飲み友達くらいにしか思っていない、
と男性会員は、会話から悟っていたのです。
そこで私は、何とかせねば!と思い、
お相手の相談所に連絡をしました。
すると相談所さんが、私と彼女のお父様をつないでくださったのです。
そこからお父様と私の連携プレーが始まりました。
仕事で疲れている時期かどうか等の状況を報告し合い、互いの気持ちをやんわりと聞き出しては、メールで伝え合いました。
押し付けは絶対にしないよう、見守り作戦でした。
そしてそして頑張った甲斐がありました。
交際から1年目、彼女から男性会員に、
「私達の関係を前に進めたいので、両親と会っていただけませんか?」と会員を彼女の実家に彼を招いてくれたのです。
やった!やっと来た!良かったね~そう言って一緒に喜び合いました。
しかし同時に不安が、
本当に気に入ってくれるだろうか・・・
つづく